ゆれる [DVD]

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ゆれる [DVD]
DVD
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価格(税込): 3,161円21%off( 定価: 3,990円 )
在庫あり。 : 1,500円以上は、送料無料
ReleaseDate : 2007-02-23
SalesRank : 973
西川美和
Publisher : バンダイビジュアル ( )
Studio : バンダイビジュアル
Time : 119分
DVD : H:63 x L:764 x W:543
バンダイビジュアル
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マーケットプレイス情報
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   オダギリジョー が 演じる弟 の 猛 は 、 故郷 を 離れ 、 東京 で カメラマン と し て 成功 。 一方 、 香川照之 の 兄・稔 は 実家 の ガソリンスタンド を 継い で いる 。 母 の 一周忌 に 帰った猛だ が 、 稔 、 幼なじみ の 智恵子 と 出かけた渓谷 で 、 智恵子 が 吊り橋から転落死し て しまう 。 殺人容疑 を かけられた兄 と 、 彼 の 無実 を 信じる弟 の 関係 が 、 と き に スリリング に 、 と き に 不可解 に 、 さら に 衝撃 と 感動 を 行き来し 、 タイトル が 示すよう に “ゆれな が ら”展開する骨太なドラマだ 。
   都会 に 出た者 と 、 田舎 に 残る者 。 性格 も 違う兄 と 弟 。 映画 は 対照的な立場 を 鮮やか に 描きだす 。 西川美和監督 は 、 微妙なセリフ で 男ふたり の 複雑な内面 を 表現し 、 観る者 の イマジネーション を かき立 て まくる 。 背中 の 演技 で 心情 を 伝える香川照之 も すばらしい が 、 兄 に 対する負い目 と 苛立ち の 両方 を みせるオダギリジョー は 、 彼 の キャリア の なか で 最高 の 演技 と 言っ て いいだろう 。 あ の と き吊り橋 で 、 何 が 起こった の か? そ の 真実 も 含め 、 さまざまな余韻 を 残すラストシーン は 目 に 焼き付い て 離れない 。 兄弟 を 持つ人ならば多かれ少なかれ 、 ここ に 描かれる確執 に 共感し て しまう は ず 。 家族 の 関係 も 、 そし て 人生 も 、 一筋縄 で は いかない の だ と 教え て くれる名編だ 。 (斉藤博昭)
やっかい で 単純 で 愚かな兄弟ゲンカ : 2009-06-22
兄弟ゲンカ
そんな風 に 言ったら不謹慎なほど大きな過ち を 犯した兄弟 と 女 の 物語

しかし所詮そ の 程度だ と 言うこ と を こ の 監督 は 最後ま で 忘れず絶妙なバランス で こ の 作品 を 描ききった

役者陣 で 秀逸だった の は 真木ようこ
彼女だけ は それ が 真木ようこだ と わからなくなるくらい生々しく物語 の 中 で 生き て いた



事実 の 所在 、 そし て センチメンタリズム に つい て : 2009-06-22
ここま で 多く の レビュー が 語っ て くれ て いるよう に 、 『ゆれる』 が 突出した作品 で あるこ と は 間違いないし 、 これだけ の 脚本 を (二年 を かけ て !)つくりあげた西川監督 の 才能 と 根気 に は 恐れ入る 。 そ の 上 で 、 あえ て いくつか の 論点 を 提示し て みる 。

★「事実」 に たいする態度

陽 が 撥ねる渓谷 に まぎれ 、 蜃気楼 の よう に 浮い て は 消える「事実」 の 問題 は 、 映画好きならば誰し も 『羅生門』 を 連想させる 。 だ が 『羅生門』 と の 決定的な違い は 、 『ゆれる』 に 揺れ動く事実 の 所在 は 、 ある程度浮き彫り に され鑑賞者 の 手 に 入るこ と だ と 思う 。 それ は 、 後半 の 場面 、 弟 が 過去 の 映像 に 触発され掘り起こし て くる記憶 が 、 兄 の 手首 に 刻まれた引っ掻き傷 と し て 裏付けられ て いる と ころ に ある 。 小説 に おける「信頼 の おけない語り手」 と は 違い 、 こ の 映画 で の カメラ・アイ に は 信頼性 が 置かれ て おり 、 法廷 に おい て 垣間見せる兄 の 手首 の 傷 は 、 さまざま に 推測される事実 の 群れ に あっ て 、 弟 が 最後 に 回想する事実こそ「真実」 で あるこ と を (親切 に も )鑑賞者 に 教え て くれる 。 こ の 点 に おい て 『ゆれる』 と いう作品 は 、 事実 を 曖昧なまま放っ て おかず 、 最後 に は 確かな視角情報 と し て 藪 の なかから取り出し て いる と 言っ て よい 。 こ の 、 意地悪な言い方 を すれば推理小説的な座りごこち の 良さ は 、 『ゆれる』 を 考える と き の 大切な視座 に なる と 思う 。

ちなみ に わたし自身 は 、 西川監督 は 脚本制作 の 過程 で 『羅生門』流 の 哲学的主題 を あえ て 捨 て 、 代わっ て こまやかな心情描写 に 徹するこ と に 決めた の だ と 、 勝手 に 憶測し て いる(笑) 。 そし て 、 そ の 決断 は 作品 に と っ て 良い方向 に 働い て いる と 思う 。


★垣間見えるセンチメンタリズム

笑い の 要素 も ちりばめられた『ゆれる』 に あっ て も っ と も 感情的な色彩 が 濃い の は 、 後半 の 、 弟 が 少年時代 の 映像 を ひ と り観る場面だ 。 七年 を 経 て 浮かび上 が った真実 の 所在から派生し て くる感情 の 爆発 は 、 たしか に 精緻 に 描かれ て いる と 思う 。 だ が 、 そ の 根っこ に ある兄へ の 家族的連帯 の 唐突さ 、 そし て それ を 喚起する の が 仲むつまじい渓谷 の 映像 で ある点 は 、 少なからぬ鑑賞者 に と っ て お馴染み の センチメンタリズムだった の で は ないか(わたし の 場合 は 、 まさか泣くんじゃねーだろな 、 泣くかな 、 泣くかな と 思っ て いたら嗚咽 を あげ は じた の で ちょっ と 冷め て しまった) 。 も ちろん 、 こうしたありふれた感情 の 爆発 は 、 ラスト・シーン の 空恐ろしい笑顔 に よっ て うまく相殺され て おり 、 こ の バランス が 『ゆれる』 を 比類ない作品 に し て いるこ と も 断っ て おきたい 。

そういえば 、 先日NHK の 番組 で 西川監督 は こ の ラスト・シーン を 「後味 の 悪い」 と いう言葉 で 表現し て いた 。 そ の 表現 に の っ と っ て 、 わたし も ラスト・シーン の 笑顔 を 「救い」 と は 正反対 の ベクトル に おい て 解釈したい 。 そし て こ の 解釈 に おい て こそ 、 過去 を ふりかえっ て 弟 の 泣きじゃくる場面 は ありふれた愛 の 目覚め で は なく 、 兄 に よっ て 切りくだかれるべき身勝手な嗚咽 と なるだろう 。

つまり『ゆれる』 を 観 て 、 われわれ は 「感動」なん て しなく て も よいし 、
だからこそこ の 作品 は 素晴らしい の だ 。

カリフラワーズ の 楽曲 も ピッタリ の 奥 の 深い心理劇 : 2009-06-21
人 は 思い入れや感情 の 違い に よっ て 同じ も の を 見 て も 必ずし も 同じよう に 見えたり 、 記憶したりし て いない 。 そんな人間 の 心理 を 題材 に した の が こ の 作品だ 。
東京 に 出 て カメラマン に なっ て 成功した が 、 父親 に 認められ て いない弟(オダギリジョー) と 地元 に 残り真面目 に ガソリンスタンド を 営む兄(香川照之) の 兄弟 。 弟 は 真面目 に 地元 で 働く兄や父親 に 負い目 を 感じ 、 兄 は 自由 に 行動する弟 を どこか で ねたましく思う 。 そんな二人 の 心 が ある事件 を 通し て 明か に なり 、 二人 の 間 に ひずみ が 入る 。
兄 が 想う女性 が ゆれる橋から転落した の は 事故か故意か 。 同じ状況 を 見 て も 心 に 残る映像 は そ の と き の 感情 に よっ て 変わっ て くる 。 真実 は 何な の か最後ま で それ が わからず 、 ゆれる兄弟 の 心 を 通し て 話 は 二転三転し て いく 。 そこ が こ の 作品 の 最大 の 魅力だろう 。
観る者 は オダギリジョー の 視線 で 物語 の 進行 を 見 て いく が 、 途中どこか で 香川照之 の 感情 に 惹かれ て いく 。 それ は 香川 の 演技 の 素晴らしさか 、 監督 の 演出 の 妙な の か 。 どちら に し て も 、 最近 で は なかなかお目 に かかるこ と の 出来ない素晴らしい心理劇 。 CG を 多用や派手な演出 が 多い今 の 時代 に 人間 の 心理 に 真正面からぶつかっ て 行くこ の 作品 は 拍手喝采 も の 。
重いテーマな が ら観終わった後 に どこかほっ と する感覚 も 味わえる作品だった 。
オダギリジョー の 「兄ちゃん 家 に 帰ろう」 と 叫ぶ声(弟 の 想い が 伝わった の か は わからない が ) の 後 に 流れるカリフラワーズ の 「うち に 帰ろう」 と いう曲 も こ の 作品 の テーマ に ピッタリ で 最高だった 。
こ の 作品 の 結末 を ハッピーエンド と 捉えるか 、 引裂かれた兄弟 の 心 を 描いた悲劇 と 捉えるか は 観る者 の 感情 に 委ねられる 。 そんな奥 の 深い作品だった 。




神 は 細部 に 宿る 、 と いう言葉 が ぴったり の 作品 : 2009-05-23
久しぶり に DVD で 鑑賞した が 、 や は り傑作だ と しか言いよう が ない 。 既 に 多く の レビュアー が 的確なコメント を 残し て いる の で 、 今さら私 が 付け加えるこ と は 少ない が 、 まず 、 兄 と 弟 、 親 と 子 、 愛 と 憎しみ・嫉妬 、 東京 と 地方等様々な二項対立 を 手際よく盛り込ん で 様々なこ と を 考えさせ て くれる脚本 が 素晴らしい 。 特 に 兄 と 弟 、 東京 と 地方 の 対立 は 二世代 に わたる も の で ある点 は 秀逸だ 。 「藪 の 中」 の よう に 何 が 事実な の か は っきりせず 、 吊橋 の ゆれ が 兄 と 弟 の 感情 の ゆれ を 共振させるようなストーリー展開 は 何度見 て も 飽きない 。 そし て 撮影 の 見事さ 。 俳優 を 至近距離から捕らえたショット 、 開いた戸 の 隙間からわざ と 画面半分 で 捉えた食事風景等 の 構図 の 面白さ 、 と いった具合 に 、 西川監督 の 腕 が 冴えわたる場面 は 数多ある 。

短いカット も 、 個々 の 登場人物 の 性格 、 心象風景や物語 の 伏線 と なっ て おり 、 神 は 細部 に 宿る と いう言葉 が ぴったり の 作品だ 。 例えば 、 法事 の 席 で たたみ を 拭く兄・稔 の ズボン に なお垂れ続ける酒 、 弟・猛 の 残した煙草 に 鼻 を 寄せる智恵子 、 山 に かかる月 、 弟 を に らむような魚 の 尾頭 の 目等 が 印象的だ 。 刑事事件 の 法廷 も の と し て も 優れ て いる 。 裁判員 に 選ばれた人 に は 是非観 て ほしい映画だ 。

最後 に 、 兄・香川照之 と 弟・オダギリジョー の 演技 の ぶつかり合い の 迫力 。 両人 に と っ て 本作 は 代表作 と し て 長く記憶されるだろう 。

二大名優 の 激突 : 2009-03-14
いい も の を 見させ て も らいました 。

見る前 に 色々 と レビュー を 見 て
かなり「ドロドロ」した も の を 想像し て いた の で す が 、
私 の 感想 と し て は そう で は 無かった で す 。

も ちろん「重い」話 で は ありました が ・・・

「狭い街 で 実家 の 家業 を 継いだ長男」:香川照之
「父親 と の 折り合い が 悪く 、 家 を 出 て 、 東京 で カメラマン と し て 成功した次男」:オダギリ・ジョー

全くタイプ は 違えど も 二大名優 の すごさ を 堪能 で きました 。

特 に 香川照之 の
ちょっ と 壊れた人間 の
演技 は 鬼気迫る素晴らしさ で す 。

裁判物 と し て も 良く で き て る脚本 で 、
弁護士「蟹江敬三」 、
検察「木村祐一」 も かなりいい味 で した 。

一時 の 激情 。 奥底 に 眠る感情 。 自分 で も 気づかない思い 。

人間 の 感情 の 複雑さ を 感じさせられた映画 で した 。

余韻 の あるラスト は 主題歌 で 補完され ます 。


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