あなたのTシャツはどこから来たのか? 誰も書かなかったグローバリゼーションの真実

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あなたのTシャツはどこから来たのか? 誰も書かなかったグローバリゼーションの真実
Book
ピエトラ リボリ
価格(税込): 2,100円
在庫あり。 : 1,500円以上は、送料無料
SalesRank : 82280

Publisher : 東洋経済新報社 ( 2006-12 )
Studio : 東洋経済新報社
単行本 : 331 pages H:118 x L:740 x W:504
東洋経済新報社
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マーケットプレイス情報
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産業保護 の 本質 が 分かる : 2008-01-31
アメリカ で 売っ て いるTシャツ の 川上(つまり綿花生産)から 、 川下(つまり古着)ま で の 流通 の 現状 と 歴史 が 分かりやすく解説し て ある 。

繊維産業 は 多く の 先進国 に と っ て は 、 産業国家 と し て 離陸する際 に 国家 を 支えた産業 で ある 。 それ が 、 次々 に 安い賃金 の 国へ と 中心 が 移り 、 先進国 で は 保護 の 対象 と なる 、 と いう繰り返し が みられる 。 本書 で 主 に 取り上げ て あるアメリカ で も 、 イギリスから市場 を 奪い 、 日本など に 市場 を 奪われた 。 そし て 、 そ の 後 、 現在 に 至るま で 、 強烈な保護 が 行われ て いる 。

筆者 は 価値観 を で きるだけ押さえ て 、 アメリカ の 繊維製品保護政策 の 実態 と 歴史 を 記述し て いる 。 それ で も 、 保護政策 が 抜け道 の モグラたたき と 、 開放派 と の 妥協 の 結果 、 極め て 複雑 で ナンセンスな規制(例えば 、 繊維製品 の 複雑な分類や 、 生産地 の 不可解な定義 、 妙 に 中途半端な数量などなど) を 見る と 、 少なく と も 長く続く保護政策 は 無意味 で あるこ と が あぶり出される 。

しか も 、 結局 の と ころ繊維産業 の 保護 は 雇用 を 作り出し て いない 。 作り出された の は 、 複雑な規制 を 考え出し 、 他国 と 交渉 を する官僚群 で あった 。 そ の 経費 の 分 を 直接補助した方 が 手っ取り早かった と か 。 わ が 国 で も 、 規制 の 善悪 を 論じる時 に 運用コスト の 問題 を 考えないこ と が 多い 。 まさしく 、 パーキンソン の 法則 で ある 。 パーキンソン は 偉大だ 。

最近 、 輸入割当 を 撤廃しよう と する と 、 生産国から反対 の 声 が 上 が った と いう話 も 教訓的 で ある 。 規制 が ぬるま湯的秩序 を 作り 、 それ が 体制 と なる 。 そし て 、 一旦 で きた体制 の 変更 に は 、 どんな に 理不尽な体制 で も 反対する勢力 が いる の だ 。 制度 の 変化 は 企業 に と っ て リスク と なる 。 結局 、 産業保護 は 企業 の リスク を 減らす の で は なく 、 制度変化 の 可能性 と 言うより大きなリスク を 生み出し て いる 。

保護 と 規制 で が んじ が らめ の アメリカ の 繊維市場 の 話 の あ と で は 、 Tシャツ が 古着 に なっ て から の アフリカ の 自由市場 の 話 は さわやか に すら感じる 。 いわゆるグローバリゼーション反対派 に は 、 「古着貿易 が アフリカ の 繊維産業 の 成長 を 妨げ て いるから規制すべきだ」 と の 意見 も あるようだ が 、 規制 が 何 を 生み出すか は 明らかだ 。

しかし・・・・・・
アメリカ に 自由化 を 要求された時 に 、 繊維産業 の 自由化 と 引換え に する と か 、 交渉する訳 に は 行かなかったん で しょうかねえ 。 外務省や通産省 が 知らなかった訳 は ない の で しょう が 。

現場主義 に 立っ て いる の で 説得力あり : 2008-01-06
実際 に Tシャツ の 製造 、 流通 の プロセス を 取材し て 、 そ の 環境 、 歴史ま で 踏まえた現場主義 に 立っ て いるため 、 イデオロギー に 基づく俗論 で なく 、 説得力 が あるよう に 感じました(例えば 、 中国 の 労働者 が 過酷な労働環境 を 強いられ て いる の で は なく 、 農村 の 不自由な環境から逃げ出すため に 都会 の 工場労働 を 選択し て いるこ と など) 。
また 、 Tシャツ一枚 で 、 アメリカ 、 中国 、 アフリカなど の 世界旅行 を で きるこ と に 驚き ます 。

読み物 と し て は 、 やや大学 の 教材臭 が 気 に なり ます 。 アメリカ の 綿産業より も 、 アフリカ の 活気あるマーケット の 方 が いきいき と 描かれ て い ます 。

フェアトレード と は 一線 を 画す,グローバリゼーション の 真実 : 2007-12-29
著者 が アメリカ で 入手したTシャツ を 手 が かり に そ の 生い立ち,
最後ま で の 流通経済 を 追った本

単なるフェアトレード の み を 扱った本 と は 異なり,綿Tシャツ の
最初から最後ま で を 丹念 に 比較優位性 の 観点から追っ て いる.
綿わた が Tシャツ に 変わるそれぞれ の フェーズ,つまり
 綿畑 の テキサス州農家 の 比較優位 に つい て .
 綿わたから,白地 の Tシャツ が で きるま で の 中国 の 比較優位 に つい て .
 Tシャツ が 消費されるアメリカ の 貿易 に つい て の 考察.
 最後 に 中古 と なり,完全市場 と なっ て ゆく様子.
を 丹念 に 検証し て いる.

 結論 に て ,フェアトレード を 憂い て いた女子大生 の 言葉 に 対し て
筆者から の メッセージ は 貧者 を 市場から守る の で は なく,政治 の 中 に
組み込ん で いくこ と ,そし て ,物事 の 両面 に しっかり目 を 向けなさい
と いうこ と で あった.これ は ,単 に こ の 本 を 斜め読みし て いる と
見落 と し勝ちな点 で あるし,レビュー に も 見落 と し て いる と
思われる も の も ある.

 ちょっ と だけ残念な の は ,日本語版 で は ,引用文献 を すべ て 省略
され て おり,ここからさら に 考察 を 深める際 に は やっぱり英語版 が
必要 に なる.虫眼鏡 で 見える程度 で も 良い の で 残し て くれる と
英語版 を 買う手間 が 省けた と 思う の が 残念 で した.



世界 を 平和 に 近づけるため の 経済書 : 2007-06-06
読了後 、 頭 の 中 に 響い て いた の は "Give Peace a Chance" by John Lennon.

経済学者 で ある著者 が 、 原料から古着リサイクルま で の Tシャツ の 旅 を 通し て 語りかける の は 、 多様な立場 の 認識 と そ の 許容だ 。

米国テキサス州 の 3代続く綿農家 と 南部 の 奴隷 、 中国 で 農村 の 暮らしから自立するため に 紡績工場 で 働く女性たち 、 1800年代綿産業黄金期 の 英国 の 工場 、 東アフリカ 、 タンザニア...時 と 空間 を 超え て 、 それぞれ の 場所 で 一生懸命生きる人 に 寄り添うよう に 物語 を 紡い で いく 。 そ の 物語 は 、 一つ の 価値観 に 固定したジャッジ を 揺さぶり続ける 。

Tシャツ の 旅 の 最終章 、 米国 の 富裕層 が 放出した古着 が アフリカへ渡り 、 リサイクルする古着市場だけ が 本当 の 「自由」貿易だ と いう指摘 に は 、 ハッ と させられた 。 も の は 捨 て る と 同時 に 意識から消え去る 。 無意識 に 追いやった後だからこそ の 「自由」=「無視」「無関心」 。 普段 の 生活 の 中 で 、 いろんな物事 を 「意識 の 外」 に 追いやっ て いる と いうこ と に 気付かされる 。

意識 の 外 に 暮らす人 の 生活 に 、 お互い が 少しずつ思い を 馳せ 、 共感 を 持ち敬意 を 払うだけ で 、 ちょっ と ずつ世界全体 が 平和 に 近づく 。 そんなメッセージ を 感じた 。

搾取工場 の 善悪 に つい て 考えさせられる 。 : 2007-05-06
「世界 に 格差 を バラ撒いたグローバリズム を 正す」 と 併せ読む と と て も よい と 思われ ます 。
と いう の も 、 本書「あなた の Tシャツ は どこから来た の か」 は 、 グローバリズム の 肯定論 で あり
2冊 は 180度対局 に あり 、 かつ 、 どちら の 本 も 、 読む と と て も なるほどな と 思わされる本だから
で す 。
片方から見 て 、 悪 と 思われる現象 も 、 違う立場から見る と 善 で ある と 考えさせられ ます 。
2つ を 読む に 、 結局 、 自由貿易・グローバリズム は 正しい の だ と 信じられ ます 。
ただし 、 いま進ん で いる自由貿易 は 、 自由貿易 の 名 を 語った先進国有利 の 不自由貿易 で
ある と 考えられ ます 。
本書 は 、 自由貿易 の メリット を 肯定し て い て 、 そ の 点 に は 強く賛同 で きる の で す が
米国 の 綿輸出 に 対する補助金 と いう自由貿易 を 反故 に する制度 の 影響 を
軽微 に しか認識し て いない点 で 、 本書だけ読む の は 知識 に 偏り が 生じる と 思い ます 。




コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった
世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す
放浪のデニム グローバル経済に翻弄されるジーンズの世界
スティグリッツ教授の経済教室 グローバル経済のトピックスを読み解く
The Travels of a T-Shirt in the Global Economy: An Economist Examines the Markets, Power, and Politics of World Trade

本 - ジャンル別 - ビジネス・経済・キャリア - 経済学・経済事情 - 各国経済事情 - 中国
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