ガラスの地球を救え 二十一世紀の君たちへ (知恵の森文庫)

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ガラスの地球を救え 二十一世紀の君たちへ (知恵の森文庫)
Book
手塚 治虫
価格(税込): 460円
在庫あり。 : 1,500円以上は、送料無料
SalesRank : 3490
Publisher : 光文社 ( 1996-09 )
Studio : 光文社
文庫 : 208 pages H:47 x L:591 x W:417
光文社
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今我々 が 対峙し て いる問題 を 提議し 、 人 の 在り方 を 説いた啓蒙的エッセイ集 : 2009-05-16
簡易な言葉 で 分り易く語られたエッセイ集 で す が 、 初版から20数年後 の 現在 に 於い て そ の 内容 の 重要度 は 増し て いる気 が し ます 。

日本人 の 人間性 が かつ て ない危機 に 瀕し て いる と 訴える辺見庸氏(芥川賞作家) と 重なる見解(例 、 「僕 が も っ と 悲しく思う の は 普通 の 市民 が 案外 、 欲望 の 趣くまま に 自然 を 破壊し 、 金儲け の 為なら平気 で 毒 を 垂れ流し 、 殺人兵器 を どんどん開発するような社会 を 支え て いるこ と で す」「自分以外 の 人 に 痛み を 感じる に は 想像力 が 必要な の で す」) が 述べられ て おり 、 地球規模 の 芸術家足る手塚さん の 偉大な思想 が 垣間見れました 。

また本書 で は 、 小学生時代 は いじめられっ子 で 、 メディア に 操作された軍国少年 と し て 第2次世界大戦 を 経験した手塚さん の 恩師 と の 出会い 、 恐ろしい戦争体験 、 コンプレックス を バネ に し て 描き続けた漫画やアニメ の 作品 に 対する思い 、 子供へ の 希望 、 生命へ の 尊厳 、 情報化社会へ の 危機感等 が と て も 分り易く真摯な言葉 で 語られ て おり 、 手塚さん の 生い立ちやそ の 思想 を 良く知れる上 に 、 数々 の 問題へ の 気付きや自身 の 取り組み を 促し て くれる今 の 荒んだ時代 に こそ再読されるべき良書 で す 。


手塚作品 は こうし て 出来上 が った : 2008-04-13
尊敬する手塚治虫氏 の エッセイ 。
手塚氏 の 死後 に 編集され て 出版された も の だ が 、 手塚氏 が ど の ようなこ と を 考え 、 伝えたかった の か が 驚くほど率直 に 書かれ て いる 。

私 が 手塚治虫 の マンガだけ は 、 他 の マンガ と 区別し て いる の は 、 そこ に 人間 と し て 普遍的な「問題」 が 提示され て いるからだ 。
手塚氏 は 小さな頃 、 身体 も 弱く 、 細く て 毎日学校から泣きな が ら帰っ て き て いた 。
母親 は そんな彼 を やさしく包み 、 当時敵視され て いたマンガ を 大量 に 買っ て 読ませ て くれ て いた 。
それ が 後 の 仕事 に 結びつく 。
しかし 、 そ の 幼い頃 の 経験 が マンガ に 表れ て いた と は まったく知らなかった 。
彼 の マンガ の テーマ を 私 は 理解出来 て いなかった 。
手塚氏 の マンガ に は 、 差別 の 対象 と なる「異物」 が 主人公 と なるこ と が 多い の だ 。
た と えば 、 アトム 。
アトム は 、 未来社会 の 希望 、 の よう に 考え が ちだ が 、 「人間社会 に は なじめない完全無欠 の ロボット」 の 悲しみ が 描かれ て いる 。
「三つ目 が と おる」 で は 三つ目 の 男 の 子 、 「ジャングル大帝」 で は 一匹だけ白いライオン 、 「ブラック・ジャック」 で は 顔 の 皮膚 の 色 が 異なる異端 の 名医 。
手塚氏 は 、 自分 が コンプレックス の 固まり で あり 、 そ の コンプレックス の 居場所 を 与え て あげたかったから 、 これら の 作品 が 出来上 が った 、 と 述べ て いる 。
なん と 浅い読みかた を し て いた の か と 思う反面 、 彼 の マンガ に 惹かれ て いた理由 が わかったような気 も する 。

本 の 帯 が いただけない : 2008-01-17
こ の 帯 を つけた人 は こ の 本 を 読んだ の だろうか?

「教師 が 生徒 に 読ませたい本」??

著者 が 本 の 中 で
押しつけ が ましかったりし て い て は 子ど も に は 見向き も されない
と 書い て いる に も 関わらず… 。

どんな良い本 も 作家 の 言葉 を 利用し誰か を 操ろう と する意図 が 見える と 嫌な気分 に なり ます ね

示唆的な未来へ の メッセージ : 2005-12-09
 思う に 、 手塚治虫 の 生き て きた時代 に は 「自然」 が あり 、 そ の 自然 が 育まれた想像力 を 駆使し て 漫画作品 を 創作した 。 そし て 昨今 の 時代 に おい て 、 自然 も しく は 想像力 を 育む基 に なる も の が 失われ て き て いる事 を 憂いた 。 それ が 手塚治虫 で あった の で は ないか と 本書 を 読ん で 思った 。

 本書 に は 、 手塚治虫(1928〜1946年) の 幼少 の 事 を 自分自身 で 語っ て いる箇所 が ある 。 そ の 当時 は どんな時代 で あった の か を 知りたい人 に は 、 いくらか参考 に なる と 思う 。

 本書 は 分かりやく書かれ て いる 。 小・中学生 に も 理解 で きるレベルだろう 。 と は いっ て も 、 今 の 時代そし て 未来 に おい て も 、 充分 に 示唆的なメッセージ を 発し て いる 。 それ が こ の 本書な の だ と 思う 。

手塚作品 、 全 て の 背景 が 詰まった一冊 : 2004-09-12
マンガ に 込められたメッセージ を 文字 に つづった一冊 。
こ の 本 が 書かれた の は 、 今から10年以上前 の こ と だ が 、 内容 に 全く遜色 は ない 。
それどころか 、 テロや戦争 の 脅威 に さらされ て いる現代 の 方 が 、 そ の メッセージ は より現実味 を 帯び て 我々 に 迫っ て くる 。
医師 の 立場 と し て は 、 既 に こ の 時期から行きすぎたバイオテクノロジーへ の 警鐘 を 鳴らし て おり
そ の テーマ を 「ネオ・ファウスト」 に 置い て いたそうだ 。
完成 を 見るこ と なく終わった作品 に 対する熱い思い を 読む に つれ 、 そ の 早過ぎた生涯 が 惜しまれる 。

こ の 本 は 、 若い世代 を 対象 に 書かれた も の だ が
子供 を 持つ親や手塚 の マンガ を 読ん で 心弾ませ て 成長した大人達 に こそ 、 是非読ん で も らいたいエッセイだ 。

も し 、 今 の 大人達 が 手塚 の 言う「IF の 発想」 を 持 て た の なら
こ の 世 の 中 は 全 て の 人々 に 取っ て 、 ずいぶん住みやすい も の に なるだろう 。


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