評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)
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評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)
Book
皆川 ゆか
価格(税込): 600円
在庫あり。 : 1,500円以上は、送料無料
SalesRank : 36458
Publisher : 講談社 ( 2006-12-07 )
Studio : 講談社
新書 : 205 pages H:71 x L:669 x W:465
講談社
講談社
マーケットプレイス情報
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作者 は 、 大真面目 で す : 2008-07-11
 ガンダム世代 で 、 当時 、 人並み に は まった者 と し て 、 帯 の 「竜馬 に 学べ?いや 、 シャア で しょう」 と いう惹句 に あえ て の っ て みた 。 冗談本か と 思ったら 、 いやいやどうし て 、 よくまあここま で と いうぐらい真面目 に 書い て あっ て 、 脱帽 。 しか も 結構お も しろく読ん で しまった 。 著者 は 当然シャア の ファンだろう に 、 偏らず に 見よう と する視点 は 大した も の だ 。
 社会現象 に ま で なった作品 で あるから 、 無理な の は 百 も 承知だ が 、 だれか知らない人 に 実在 の 人物だ と 思わせ て 読ませ て みたい衝動 に かられる 。
  で も 、 やっぱり 、 学ぶなら竜馬 で しょう(笑) 。

グリプス戦役 を 紐解く良書 : 2007-07-22
●前 に も 述べました が あ の 複雑なグリプス戦役 の 概要 を 知る に は と て も 良い本 で す 。 終局 に おけるさまざまな拠点 の 争奪戦 と 破壊 、 内紛 の 勃発 、 子供 の 頃 は 訳わかりません で した 。 そ の 手助け と し て 年表 も 脚注 も 星図等 の 簡潔 で 要領 を 得たイラスト も あり非常 に 充実し て い ます 。 そし て 本文 の 記述自体 も 人物描写 の み で は なくストーリー の 要所要所 の 解説 を ない が しろ に し て いない の で 非常 に 分かりやすかった で す 。 ネット に も ガンダム情報 は 溢れ て い ます が ストーリー の 概要 を 手短 に 知るサイト は 稀 で す 。 また文字情報 に 偏り舞台 の 位置関係ま で 把握 で きる視覚情報 を 揃え て いる作者 と なる と さら に 少なくほ と んど0 で す 。 ●あ と ガンダムっ て 意外 と 地球 に いる と き の 話多いん で すね 。 特 に ゼータなん で すけど 。 宇宙 と 行ったり来たりし て いる の が 面白かった で す 。 ●ストーリー は 分かる の で す が シャア に 関し て は や は り不可解なわだかまりしか残りません で した 。 ただアクシズ出奔 に 関する解説 が 前巻 に 引き続き本書 で も 若干補足され て いました 。 これ を 読ん で 前より は なん と なく彼 の 気持ち が 理解 で きたような気 が し ます 。 も っ と 感情的 で 本人 の 価値観 に 根差す理由なん で すね 。 そ の 気持ち は 理解 で き ます が だったらあんな に 危険視したハマーン に 後々ま で 行動 の 自由 を 制約すべく一切 の は かりご と を 巡らせなかった の は 完全 に 間抜け で すね 。 一刻 も 早くアクシズ を 出たい息 が 詰まりそうな気持ち は 理解 で き ます が 彼女へ向け て たくさん抗争・内紛 の 火種 を ばら撒い て くるべき で した 。 グレミー=トト を 早々 に 焚き付け て そ の 気 に させ て から離脱すればハマーン の 躍進なん て まったく芽 が なかった で しょう 。 と に かくアクシズ が 嫌なら嫌なり に 後 の こ と を 考え て たくさんトラップ を 仕掛け て くるべき で した 。 ●や は りシャア の 記述中心 で す の で カミーユやブライト等 は かなり言及 が 少なめ で す 。 それよりさら に サブ の 登場人物 に 関し て シロッコやハマーン を 除い て は 何 も 期待しない で ください 。 ただレコア=ロンド に 関し て は 他より念入り に 解説し て い ます 。 ●強化人間 に 関し て シャア は あまり深い見解 を 持っ て ないよう で す 。 と に かく色々な悲劇 の 元 に なる彼ら で す が シャア は ほ と んど意 に 介し て いない の が 意外 で した 。 戦術的な使い勝手 の 良さ が 他 の 害 を 上回っ て お手軽な感覚しかないみたいだしそれからどんな手段 で あれニュータイプ に 開眼する分 に は 全肯定 の よう で す 。 も うちょっ と 葛藤 が あっ て も 良さそうな の に 。 それからシリーズ が あ と に なる に つれ て 強化人間 の 副作用 が 弱まっ て いる気 が する の で す が 何か一言説明し て 欲しかった で す 。 ●ガンダム と いう の は 少年少女 が 相当犠牲 に なっ て い ます が これ に 出 て くる大人 が ほ と んどそれ を 気 に し て いない の が すごく私 に は 不誠実 に 映り ます 。 こ の 本 の 作者 も あまりそ の あたり に は 踏み込みたくないよう で す 。 や は りここ を 突っ込まない と 真 の 評伝 に は ならない と 私 は 考え ます 。 あえ て 無自覚 に 己 を 置い て いる の で しょうか 。 ●第一次ネオジオン戦争時 の シャア は 何 を し て いた の かつまりダブルゼータから逆襲 の シャアま で の 時代 で す 。 これ も ほ と んど言及ありません で した 。 ちょっ と 期待し て いた の で す が 何 も 書い て ない で す 。 ミネバ の 養育係 と か 。 それからネオジオン の 戦力 と し て ハマーン指揮下 と シャア指揮下 に おける構成員 の 同質性・継続性 に つい て こ の 辺 も 若干説明 が が 甘い と いうかほ と んど具体的な説明 は ありません 。 いまいち分かりません で した 。 ただ旧ネオジオン の 中核 は かなり の 被害 を 受けたよう で す 。 ●ニュータイプ で も なぜ構想力や展望 を 描ける人 と 単なる卓絶したパイロット で 終わる人間 と いう違い が 生じる の かこ の あたり も 何か一言欲しかった で す 。 単なる知性 の 問題だ と ニュータイプっ て 運動神経 と か勘 が 凄いだけっ て こ と に なり ます ね 。 認知 の 広 が り は なぜ時代 を 作る才 に は つな が らない の で しょう 、 ジュドー と か 。 ●二流 と 一流 は ちょっ と あまり に も な喩え で すね 。 自分 と し て は 超一流 と 一流くらい の 違いだ と 思い ます が 。

一流 の 見識 と 二流 の 才能 : 2007-05-30
リアルタイム で 見 て いた頃 、 正直「Zガンダム」 と 「逆襲 の シャア」 で の シャア は よくわからなかった 。 中途半端 と い
うかなん で こういうこ と する の ?( も しく は しない の ?)疑問 に 思うこ と しきり 。 と く に 「逆襲 の シャア」 が わからな
かった 。 池田秀一氏 も 色々 と まどうこ と が あった と 確か自著 に 書い て いた と 記憶する 。
で 、 こ の 本 を 読ん で そこらへんかなりクリア に なった 。 「仮面」「ペルソナ」「一流 の 見識 と 二流 の 才能」 を キー
ワード に 展開した解釈 は 説得力あり 。 シャア を 通し て 「Zガンダム」 と 「逆襲 の シャア」 と いう作品 の 構造 も 理解
で きた良書 。

だからシャア に 魅かれた の か : 2007-01-14
小さい頃 、 シャア は と て も カッコイイ存在だった 。
《赤い彗星》 は アニメ で は 敵側 と いう立場 に いな が ら 、 主人公 で あったアムロより も 魅力 が あった 。
で も それ は 、 単 に 強い と か 、 セリフ が 渋い と か 、 表面的な部分 に 魅かれた の で は なく 、
苦悩しな が ら も 前へ進 も う と する姿勢 に 魅かれ て いた の か も しれない 。

子供 の 頃 に は 意識しなかった が 、 シャア は 決し て 成功者 で は ない 。
輝かしい1年戦争前半 に 比べる と 、 後半 は 惨めなくらいそ の 名声 が 地 に 堕ち て いく 。
シャア は 「自分 が 二流 で あるこ と を 自覚しな が ら 、 一流 の 目標 の ため に 動かねばならぬ不幸な人」 で あった 。
そし て そ の 立ち位置 は 、 「逆襲 の シャア」 に 於い て も 変わるこ と は なかった 。

人間誰し も 、 今そ の と き の 力 で は 持 て 余すような目標 に 立ち向かわざる を 得ない状況 に 置かれるこ と が ある 。
それ で も なお 、 目的 に 向かっ て 進む姿 に と て も 身近な も の を 感じるからこそ 、 シャア と いう存在 に 魅かれた の か も しれない 。

こ の 本 は 、 ガンダム を ある程度知っ て いなければ読ん で も さっぱり で しょう 。
逆 に 、 ガンダム世代 は 読ん で みましょう 。
苦悩 の 人生 を 歩んだ人間 が 、 確か に 存在したよう に 感じるこ と が で き ます 。

赤い彗星 の 伝記 、 ここ に 完結 : 2007-01-03
評伝 と いうより は 架空 の 人物 の 伝記 と いうべきこ の 本 、 しかし実在する人物 の 凡百な人生より も
こ の 男 の 生き様 は 重い 。 偉大な思想家 、 政治 に は 向かなかった父 の 生き様・死 に 様 を
観たこ の 男 は 結局そ の トラウマから逃れるこ と が 出来ず 。 かつまたニュータイプ と し て は
“二級品” と いった屈辱 を 一年戦争末期 に 味わったため 、 グリプス抗争 で は 自分 の 理想(欲望)
に 忠実なシロッコ に 遅れ を 取る 。 そ の 念 は 第2次ネオ・ジオン抗争 で アムロ に サイコ・フレーム の
アイデア を 提供し飽くま で 対等 に 戦おう と いう姿勢だ が 、 やられたほう は 見下された と しか思えない 。
も っ と も 、 華やか に 戦場 で 舞う男 は 宇宙世紀 の 市井 に おい て あまり に 不器用な人間だった の だ と
思い知らされる“評伝” で ある 。 しかし 、 彼 の 魅力 を 失わされる も の で は なく 。
“人間”シャア・アズナブル を 深く掘り下げ て くれる一冊 で す 。


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