真説 光クラブ事件 東大生はなぜヤミ金融屋になったのか

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真説 光クラブ事件 東大生はなぜヤミ金融屋になったのか
Book
保阪 正康
価格(税込): 1,680円
在庫あり。 : 1,500円以上は、送料無料
SalesRank : 110098
Publisher : 角川書店 ( 2004-11-19 )
Studio : 角川書店
単行本 : 308 pages H:110 x L:748 x W:535
角川書店
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マーケットプレイス情報
中古最安値: 228 円86%off
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アプレゲール の 犯罪者 : 2006-04-15
 「ヤミ金融」 は 、 正確な表現 で は ない 。 これ は 、 2000年以降 に ハッセイした犯罪者的金融業者 を 指す の で あるから 。
 光クラブ の 実体 は 、 現在 の ヤミ金融 と は 違う 。 しい て 言うなら 、 出資法違反 の 高利貸し と いうこ と に なろうか?
 こ の 事件 に つい て は 、 従前 、 「アプレゲール の 戦後 の 退廃 が 生んだ特殊な犯罪」 と いうくくられ方 を し て 来た 。 しかし 、 著者 は 、 丹念 に 関係者 の 証言や資料 に 当たっ て 、 一種 の 「天才」 が 犯罪者 に 陥っ て いく過程 を 描こう と し て いる 。
 しかし 、 「東大生」「三島由紀夫 と お同い年」「ヤミ金融 と いう現代 の 犯罪 の 当 て は め」 と いう前提事実 を 作っ て しまったため に 、 どうし て も 牽強付会 の 部分 が 出 て き て しまい 、 「真説」かどうか真偽 の ほど が 分からなくなっ て しまった 。
 残念 。 ☆1つ減点

あまり に 「現代的」な山崎 と いう男 : 2005-07-10
 本 の 出来不出来 は 置い と い て 、 こ の 事件 、 こ の 「山崎」 と いう人物 が 非常 に 「現代的」 で ある と 言う点 に 引っかかった 。
 例えば 、 山崎 の 女性観 、 女性 と の 関係 は 例 の 首輪男 に 酷似し て いる 。 共通点 は マザコンっ て こ と だろうけど 、 “ビジュアル系 の ニヒリズム” と で も 言った薄っぺら で 自己中心的な仕草ま で ソックリだ 。
 東大生起業家っ て あたり は 六本木ヒルズ族 を 思わせる 。 同じマネーゲーム で あっ て も 、 さす が に 山崎 の 稚拙さ が 現代 に 通じる と は 思わない が 。 で も IT起業家達 の 行き着く先 が “ファイナンス” と いう名 の 高利貸しな の だ と したら 、 も しかしたら大同小異な の か も しれない 。
 山崎 が だまされた手口 に 「広告主から も 読者から も 金 を 取る不動産情報誌」っ て ガセネタ が 登場するけど 、 これなんか は も ろリクルート(そう言えば江副氏 も 東大生起業家か)な訳 で 、 戦後すぐ と いう時代 に も 関わらず 、 山崎 と いう人物 の 周辺 に は 、 現代 に 共通する“何か” が あった の だ と 思う 。
 そ の “何か”っ て 、 乱暴 に 言っ て しまえば“バーチャル”っ て こ と な の か も しれない 。 人生 を 演技 と 割り切っ て あまり に も 身勝手 に 死ん で いった山崎 。 現代 は 山崎 の 人生観 に 限りなく近づい て いる の か も しれない 。

二つ の 星 : 2005-06-25
東大 で 同窓生 の 二人 の 異才……山崎晃嗣そし て 平岡公威こ と 三島由紀夫 。
と も に 戦争中 に 学生時代 を 送った 。
敗戦後 、 東大法学部 で 、 二人 は 交流 が あった 。
二人 と も 同窓生たち と 交わらなかった 。
そし て 二人 と も 11月25日 に 自殺した 。
山崎 は 戦後 の 日本 と 日本人 に 、 挑戦するか の よう に ヤミ金融会社 を 起し て 、 女 に 裏切られ て 死んだ 。
三島 は 山崎 の 死後 、 彼 を モデル に 「青 の 時代」 と いう小説 を 書いた 。
「新説 光クラブ事件」 は 、 50年前 の 事件 で ありな が ら 、 いまだ に 私たち の 心 に 突き刺さっ て くる 。
それ は こ の 山崎 と いうベンチャー が 挑戦した も の が 、 政治やイデオロギー で は なく 、 「世間」だからだ 。
も っ と も らしい正論や 、 信念 の ない現実主義者 の ずるさ 、 裏切り 、 そんな人間 の 生臭さ は 無くならない 。
「世間」 は 無くならない 。
いつだっ て 「世間」 は 「青い人間」 を 食い物 に する 。
だから「青 の 時代」 と いう三島 の 書いた小説 は 、
山崎へ の レクイエムな の だろう 。
一気 に 読めました 。

ページ を 繰っ て も 最後ま で わからない人物像 : 2005-06-14
 資金 に 詰まり27歳 の 若さ で 青酸カリ自殺 を 図った“東大生ヤミ金社長” の 山崎晃嗣 。 作者 は “人生そ の も の を 演技 と わりきり 、 それ に 徹し て 生きた人物” と し て 山崎 を 取り上げた と プロローグ で 語る 。
 だ が 、 読み進める に つれ 、 それ は 作者 の 買いかぶり で は ないか と いう疑念 が 持ち上 が る 。 こ の 山崎っ て 男 、 人生 を 完璧 に 演じるっ て ほどニヒル で も シニカル で も ない 。 世間知らず の マザコン・エリート 、 自己チュー の 勘違い男 と しか僕 に は 思えない の だ 。 表層 の 好奇な生き様 に 比べ 、 山崎っ て 男 に は まったく人間的な魅力 と いった も の が 感じられない の で ある 。 法学部 の 学生時代 に 体系化 を 試みた合理的な判決 の ため の 「刑罰数量表」 と か 、 自分 の 生活内容 が 有益だったか否か を 分単位 で こ と 細かくチェックする「時計日記」 と か 、 合理主義 と 言えば聞こえ が いい が 、 独善的 で セコく て 、 ほん と ちっちぇ野郎な の だ 。
 なんか悪口ばかり並べ て しまったけれど 、 読み物 と し て は 結構面白かった 。 それ は 、 なぜ山崎 の ような男 が 出来上 が った の か が 、 いくらページ を 繰っ て も わからないから 。 山崎 を モデル に した と いう三島由紀夫 の 小説「青 の 時代」 も 是非読ん で みたくなった 。
  と ころ で 、 山崎 が 遺書 の 最後 に 残した
 「高利貸 、 冷たい も の と 聞きしかど 、 死体さわれば 、 ナル・・・・・・氷カシ」
 「貸借法 、 すべ て 清算カリ自殺」
っ て ダジャレ 。 こ の 死 を 賭したダジャレ が 、 「人生 は 劇場だ 。 ぼく は 自分 で 脚本 を 書き 、 演出し主役 を 演ずる」っ て 言葉 の 帰結なんだ と したら 、 山崎 、 コメディアン と し て は イイ線行っ て る 。

古き良き犯罪 : 2004-11-27
まず 、 アマゾン の 「ヤミ金融王 東大生・山崎晃嗣 と 『光倶楽部事件』」 と いうタイトル表示 は 適当 で は ない と 思い ます 。 表紙 の 画像イメージ に ある「真説光クラブ事件 東大生 は なぜヤミ金融屋 に なった の か」 と いう の が 正しいか と 。 読者 が 混乱しそう で す 。

さ て 。

戦後 の 混乱期 、 ヤミ金融屋 と なり逮捕拘束 を 経 て 事業 が 破綻し 、 自殺し て しまう東大生・山崎晃嗣 に 関するノンフィクション 。 戦争 の 荒廃 、 東大 、 学生社長 、 ヤミ金融 、 派手な女性関係 、 破綻 と 自殺... 、 古い事件 に つい て は ぼんやり と 知っ て い て 、 そ の 主人公だから 、 さぞかし世間から逸脱した人物な の だろう と 興味 を 持っ て こ の 本 を 手 に 取った 。 確か に 変わった と ころ は 多い の だ が 、 全体 に 神経質 で 根 は 育ち の 良さ を 感じる線 の 細い人間 と いうイメージ を 抱く 。 また現代 の 動機 を 持たない殺伐 と したいくつか の 犯罪や犯人像 と 比較する と 、 ある価値観 を 保持し 、 そ の 実現 を 目指す山崎 の 人間性 は ある意味「健全」 で 「古典的」 に 映る 。


私は偽悪者
青の時代 (新潮文庫)
白昼の死角 (光文社文庫)
昭和史 忘れ得ぬ証言者たち (講談社文庫)
黒リッチってなんですか? 日本のニューリッチ「富裕四族」を徹底研究

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